うーん、久しぶりに何とも言えない映画の感想なんです。いや、これ以前にも、これは感想かけないなぁ、って思った映画もあったんですよ(ちなみにアク○マン(≧∀≦))。でもその時は同じ日に他の映画も見たので、そっちの方を書いたんです。でも今日はこれしか見てないので、この映画の感想を書くしかありません。
一言でいうとエンタメ色の強い作品。エンターテインメント超大作とでもいいますか、迫力ある映像、ハラハラする話の展開。若い頃に見たら、すごく面白く感じたかもしれないなぁ…と今思っています^^;
もくじ
感想22 移動都市/モータル・エンジン ちょっとだけネタバレが含まれています。
STORY
たった60分で文明を荒廃させた最終戦争後の世界
残された人類は空や海、そして地を這う車輪の上に移動型の都市で創り出し、
他の小さな都市を“捕食”することで資源や労働力を奪い生活している。
“都市が都市を喰う”弱肉強食の世界へと姿を変えたこの地上は、巨大移動都市“ロンドン”によって支配されようとしていた。
他の都市を次々に飲み込み成長を続けるロンドンを前に、小さな都市と人々が逃げるようにして絶望的な日々を送る中、一人の少女が反撃へと動き出すー。
映画『移動都市/モータル・エンジン 』公式サイト
全てがどこかで見たことがあるような…
ロードオブザリングを手がけたピータージャクソンが映画化した、とうことで、ちょっと期待していたのですけれど…
どこかで見たことがあるような展開、どこかで聞いたことがあるようなセリフ、どこかで見たことがあるようなキャラクター、とにかく全てがどこかで見たことがあるような…ということばかりで、途中からかえって面白くなってくるという…
移動都市はハウルの動く城を彷彿とさせたし、シュライクはターミネーター、空中都市のくだりはスターウォーズを思い出したし、主人公のへスター・ショウと、サディアス・ヴァレンタインの関係も、え?まさかのスターウォーズ?という感じで…
サブのキャラクターのアナ・ファンも、とても気骨のある魅力的なキャラなんでしょうけれど、映画だからなのか彼女の生い立ちなどにはほとんど触れておらず、よくあるキャラになってしまっている印象。この人は、もっと生い立ちが知りたかったなぁ。
原作を読んでいないので、このような感想になってしまうのかもしれません。原作にはきっともっと深いところまで書き込まれているだろうから、原作を読んだ後であればもっと面白く見れるのかもしれない。
あとは、映画や小説などモノを作るということは、後にあればなるほど難しいんだろうなぁ、と、関係ないけど映画を見ながらひしひし思ってしまいました。この映画の前に、スターウォーズなどの偉大な映画があるから、こんな感想になるんだもんね。
すごい作品の後に、それを凌駕する作品を作るって、本当に難しいんだと思いました。
だけどハラハラドキドキはする
話の展開は王道で、主人公に訪れるピンチに次ぐピンチ、本当にハラハラします。ほんと、これをどこかで見たような…などと考える私はかわいげのない大人になっちまったなぁと思います^^;
映像はすごい
映像はすごいです。目を見張るものがあります。移動都市が都市を捕食するところも見所の一つ。いやいや、こんな大きな都市がこんなスピードで走れんだろ!とツッコミたくなりますが、まぁまぁ、そこは置いといて、迫力がすごいです。
でも、こんなエネルギー使って都市を動かす理由は?とか、また考えちゃうんですよね(笑)原作にはきちんと説明してあるんでしょうかね。不合理としか思えない。都市を捕食するところも、何というか、捕食するのにこんなにエネルギーを使って、無駄じゃない?みたいな印象で^^; もう、どこまでもつっこんでしまって…。かわいげのない大人になっちまって…。
古代の遺物がちょっとツボ
古代人が残した遺物として、いろいろなものが博物館に展示されているけれど、これが面白いです。パンが飛び出るトースターが、すごい品として紹介されていたり、アメリカの神様として祀られているのが、あのキャラクター(ミ○オ○)だったり(笑)
ちょっとほっこりするポイントです。
キャスト他
- へスター・ショウ:ヘラ・ヒルマー
- トム・ナッツワーシー:ロバート・シーアン
- サディアス・ヴァレンタイン:ヒューゴ・ウィーヴィング
- アナ・ファン:ジヘ
- べヴィス・ポッド:ローナン・ラフテリー
- キャサリン・ヴァレンタイン:レイラ・ジョージ
- マグナス・クローム:パトリック・マラハイド
- シュライク:スティーヴン・ラング
- 監督:クリスチャン・リヴァース
- 脚本:フラン・ウォルシュ/フィリップ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
- 原作:フィリップ・リーヴ著/安野玲訳「移動都市」
うん、原作は面白そうな感じなんだよね。
まとめ(まとまってませんが)
最新の技術はすごくエンタメとしても申し分ないのですが、映画としては新しいものは感じず、定型文の寄せ集めのような印象を受けてしまいました。何というか、本当、映画を作るって難しいんだろうなぁ、としみじみ納得してしまった作品。原作を読んでいたらもっと面白く見ることができたかも。
でもこれ、もしかしたら自分が20歳くらいだとよく思えたのかもしれない。要はこのノリの映画をみるには年をとってしまっただけなのかもしれないという結論に達しました^^;
こちらは本。これを読んでからまた見てみたい(^^;;