この本の写真 「エッセイ好き・旅好き・食べ物好きには全力でおすすめ!主観的レビュー明日はいずこの空の下 毎日レビューチャレンジ13」

こんにちは!ぽらぽらです。

なんとか毎日レビューを書き続け、ようやく13日!もうすぐ半分ですね。意外と本のレビューができない。毎日映画見てレビューを書いていると、本を読む時間がないんですね(≧∀≦) 特に、小説の類はじっくり読まないとレビューがかけないことを再認識。

ということで、今日はエッセイ「明日はいずこの空の下」です。

私、上橋菜穂子さん、大好きなんです。もともとは獣の奏者を読んだことからファンになりまして、獣の奏者シリーズと、精霊の守り人のシリーズは外伝も含めて全て読みました(*^^*)

ご自身は作家と、主に文化人類学者の二足のわらじを履いておられて、学問的なベースをもとに描き出される世界観がとても魅力的な物語を書かれます。

以前から上橋さんの出版物はコンプリートして読もう、と思っていましたが、働いている時にはなかなか読むことができず、ようやく願いが叶いました。今の時期に、少しずつ読んでコンプリートを目指します(鹿の王とかねっ♡)

精霊の守り人シリーズに出てくるバルサ姉さんなんて(あ、私が勝手に姉さんと呼んでおります(≧∀≦))本当にかっこよくて、私の理想の女性の1人!あ〜、読み返したくなってきました。

自立して、行動の全てを自己責任で全うできる強い女性に憧れるんですかね。私と正反対だから(^◇^;)

好きすぎて前置きが長くなりましたが、いってみよ!

もくじ

主観的レビュー13 明日はいずこの空の下

ユーモアたっぷりに語られる旅の話

上橋菜穂子さんのインタビューをラジオで聞いたことがあるのですが、すごく面白いんですよ。ゆったりとした穏やかな語り口、でも独特の間と世界観で思わずクスッと笑ってしまう。そんな魅力的な方です。

エッセイにはその魅力がそのまま表れています。全く難しい言葉は使わず、文調もですます調。スラスラと、まるで上橋さんの話を聞いているような感覚で読むことができて、クスッと笑ったり、ハラハラしたり、えっ?って思ったり。

さすが物語作家ですね。

そんな中に、学者としての知識や、ご自身が読んだ物語の話が散りばめられています。

この本は、そんな上橋さんが様々な国を旅した時のことを綴った旅エッセイになっています。

スコットランドで迷子になって、シスターに助けてもらった話、イギリスで食べたスクランブルエッグのおいしさ(この描写が本当においしそうなんですよね(≧∀≦))オーストラリアで寒さに凍えた旅の話(そして、一緒に旅した人の暖かいエピソード)スコットランドの民族衣装キルトのスカートの下の話(笑 いやいや、これがメインの話題ではないのですけど)

様々な旅と、そのエピソードが軽快なテンポで語られていきます。読みやすく簡単な言葉ではありながら、ただ旅の様子を綴っているだけではなく、その中で上橋さんが何を思い、何を感じたかをしっかり語っておられます。

お母様との旅の話もじんわりと心が温まる感じで良いです。

あと、上橋さんのエッセイって、食べ物の話が多いんですよね(≧∀≦)それがもう、本当に見事な描写で!おいしそうだったり、酸っぱそうだったり(^。^)

上橋菜穂子さんについて

1962年生まれ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民、アボリジニを研究されています。

作品

  • 精霊の守り人をはじめとする「守り人シリーズ」:野間児童文芸新人賞 産経児童文学出版文化賞
  • 狐笛のかなた
  • 獣の奏者 Ⅰ~Ⅳ
  • 獣の奏者 外伝 刹那
  • 鹿の王

他多数

エッセイ・対談

  • 物語ること、生きること
  • 物語と歩いてきた道
  • ほの暗い永久から出でて(共著) など

2009年 英語版精霊の守り人で米国バチェルダー賞 2014年 児童文学のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞作家賞受賞 2015年 鹿の王で本屋大賞受賞

この受賞歴を見るだけでも、心を掴む、すごい作家さんだとわかります。本当に今一番好きな作家さんかもしれないくらい、好きです♡

目次

  • 駆けるシスター
  • 時ありき
  • ミルクをひと垂らし
  • りんごの香り
  • 雛の安らぎ
  • パフよ、ふり向いて
  • 7月に凍える
  • 尻尾の行方
  • 月の光に照らされて
  • 場違いな人
  • 手足の先に、あったもの
  • ミスター・ショザキ
  • あのスカートの下には
  • 根性もん
  • 名付けてはいけません
  • 触って、嗅いで、驚いて
  • 登るか、もぐるか
  • 故郷の味の遠近法
  • 暑さ、寒さも
  • フロンティアの光
  • 世界の半分
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まとめ

疲れている時や、ちょっとした時間でもスラスラ読めるけど、中身は濃い良質なエッセイ!読んでいて疲れない。むしろ元気になります。

エッセイ好き、旅好き、食べ物好きな人には全力でおすすめ(^。^)

どうでもいいのですが、エッセイとエッセーと、どちらが一般的なんでしょうかね?どちらでも良いみたいなんですけど、どうもエッセーと書くと違和感のある私(^。^)

明日は、いずこの空の下 (講談社文庫) [ 上橋 菜穂子 ]

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