こんにちは!
今日は先日書いた、【カスタマイズ】サックスの音が出にくい時に根性で頑張ってない?ストラップ・マウスピース・リガチャー編 の続きを書いてみようと思います。
サックスの音が出にくい時に、変更できる部分はたくさんあるのですが、まずはストラップ・マウスピース・リガチャーを検討する方が、より変化がわかりやすくて良いのかなぁと思っています(私はね)
今日お話しする、ネジ・サムフックの変更、リーフレックの使用、すべて私がやってきたことですが、結局今は元の仕様に戻してしまっています。
でも、ネジもサムフックもリーフレックも、使い始めた時はとっても吹きやすくなったんです!楽器は鳴らしてなんぼといいますか、しっかり息を吹き込んで鳴らしてあげることで楽器自体の鳴りやすさも向上します。
ですので、このカスタマイズの時期も決して悪くなかったというか、無駄ではなかったと思ってます。鳴りやすくなったから元の仕様に戻しても大丈夫になったのかもしれません。
ちなみに私の旦那さんは、今でもサムフックは変えたままですし、リーフレックも使用しています。
やっぱり、目指す音がどこか、で変わってきますよね。
でもよく考えると、たったネジ1本で音が変わるって、すごくない?
と、いうことで、私が行ってきたカスタマイズ、Part2、ネジ・サムフック・リーフレック編いってみようと思います!
もくじ
私が行ったカスタマイズ Part2
bass サックス用ネック止めネジ
ネジ?と思われるかもしれませんが、サックスのネジ、ほぼ全て変更可能なんですよ!
そしてネジを変えるだけで、びっくりするくらい音が変わるんです。サムフックよりは、まずはネジを変えることを(私は)おすすめします。
マウスピースに近い所ほど変えた効果が大きいです。まずはネック止めのネジを変えるだけでも効果を実感できると思います。最初、私は感動しました。
変えたのはbuzzのネジです。洋銀でできているというこのネジ、変えると音が少し明るく、よく鳴るようになり、少しなんといいますか、枯れたようなハスキーな要素が音に混ざって、いい感じになるのです。うーん、最近自分の語彙力の低さを痛感するのですが、なんとなく伝わりますでしょうか…(^^;
クラッシックではなく、ポップス・フュージョン・ジャズには良いと思います。この部分だけであれば、取り替えも簡単なので、曲によって付け替えるのもありです。でも小さいので、失くさないように気をつけて!
私は一時期全てのネジをbuzzネジに変えていましたが、ある時もう少しクラシカルな音にしたくなって、全て元のネジに戻してしまいました。
(あ、嘘でした。ネック止めのネジは、楽器と同じセルマー正規品のアンラッカーのものにして、落ち着いたんでした)
でも今でも全てbuzzネジとってます。今後もしかして、気分によって付け替えるかもしれません。
ちなみに、ネジは全て自分で取り替えることもできますが、ネジ止めの部分以外はリペアの方に頼んだ方が安心です。うちの旦那さんは全部自分で取り替えましたが、ネジの締め具合が強すぎたのか、鳴りにくくなって、時間をかけて緩めたり、締めたり試行錯誤していました^_^;
サムフック
サムフックってどこの部分かわかりますか?右手の親指を引っ掛ける所です。ここも色々なメーカーがカスタマイズ用に商品を出しています。有名なのはヤナギサワのサムの魔法使いでしょうか?私は使ったことがありませんが、どうなんでしょうかね?
私が使ったのはウッドストーンのBRASSです(ウッドストーンに対する信頼が半端ないでしょ(笑))
よかった!確かによかったの!少し明るく派手に鳴って!
でもしばらくすると、元の音が恋しくなってしまって戻してしまいました(・・;) 私、楽器がセルマーなんですが、セルマーの音が好きなんですよ結局(//∇//)
あとは予算の都合上BRASSにしたので、このような結果になったのかも。BRASSはすごく鳴るし、派手な音になって、その時はいい!と思って買ったんですけどね(^^; どちらかというと落ち着いた音が好みの私にはあわなかったのかもしれません。
もしかしたらゴールドプレート(GP)やシルバープレート(SP)だったらよかったのかな? 今はカスタマイズにかけるお金がないのですが、余裕ができればまた試してみたいです。
私の旦那さんはウッドストーンのシルバープレートです。親指をのせる部分が左に広がって、支えやすくなっている下のタイプのものを使っています。今でも使っていますよ!
購入の際は、ヤマハ用とセルマー・ヤナギサワ用と別れてますので気をつけてくださいね
リーフレック
最近知名度が上がってきたリーフレックですが、使うかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、音は本当に飛ぶようになります!特にソロで吹く時などはすごくおすすめです。楽に吹いても音が飛ぶ、という感じです。
しかし!吹奏楽など大人数でアンサンブルする場合は注意が必要かもしれません。私の実体験ですが、後で録音したものを聞き直した時に、自分の音だけが妙に浮いてしまっていたことがありまして(⌒-⌒; ) それがきっかけで外してしまいました。
自分が思っている以上に音が飛びます。合奏で使う時は一度正面(できれば少し離れた場所)から録音して、バランスをみた方が良いかもしれません。
でも、すごく楽になります!
こんな感じで、2枚重ねてマウスピースとネックをつなぐようにつけます。
つける場所は、キーがついていない所(リーフレックをつけた先にキーが極力ない所)が一番響きが増幅するので理想ということですが、色々試して自分が気持ちよく吹ける場所を探すと良いと思います。私はリードの下につけることが多かったです。ちょうどゴリゴリ(語彙力…⤵︎)した音が欲しい時で、リード下につけるとそういった泥くさい音が出るような気がしました(個人的な感想)。
私はお金の問題で(^^; ブラスを購入しましたが(またかい!)、ブラスはもしかしたら音が飛びすぎるのかな?あと若干音が派手というか、ブイブイ(って何よ(笑)語彙力…)いわせる感じになる気がしました(これも個人的感想)
…ちなみになんであれもう“ブラス”は買わないことにしました(^◇^;)
リーフレックには種類もたくさんあって、それぞれ響き方が変わります。
- ブラス
- ヴィンテージ(ブラスのアンラッかー)
- レッドブラス(銅使用)
- シルバープレート(レッドブラスに銀メッキ)
- ソリッドシルバー(総銀)
- レッドブラス+ゴールドプレート(レッドブラスに金メッキ)
- ゴールドプレート(ソリッドシルバーに金メッキ)
などがあり、ブラスが8000円くらい。一番高いゴールドプレートは5万を超えます(^◇^;)
サムフックにも同じことを感じるのですが、音を増幅するという目的だけで考えるとブラスが一番なのかも。でもなんというか、鳴りすぎてキンキンするというか…。その他の、例えばシルバープレートなんかはシルバーの良さが音色に現れる、という感じがします(くどいけど個人的感想)。
というわけで、本当は、ソリッドシルバーとか、試してみたいなぁ…と思っている私です。
また購入の機会があればレビューを書きたいと思います。
リーフレックのサイズについて
上の島村楽器の画像をクリックすると、リンクに飛びますが、そこで各楽器とそれにあうリーフレックとゴムバンドのサイズを確認することができます。
リーフレックは33mm 41mm 76mm ダブルリード用の4種類あります。
ゴムバンドは45mm 55mm 70mm 85mm オーボエ用 バスーン用の6種類です。
参考までに、私はテナーを吹いていますが、33mmでは小さくて、チューニングでマウスピースを抜いてしまうとコルクの部分にのってしまって金属の部分に届かない、ということが起こりまして…41mmを買い直しました⤵︎ ゴムバンドは55mmです。(33mmはフルートには使えます)
アルトを吹いている旦那さんは、33mmのリーフレックと55mmのゴムバンドです。アルトは33mmでも大丈夫なようです。でも41mmが欲しいなぁと言っています。
カスタマイズは奥が深い!
サックスのカスタマイズは本当に奥が深いです。使うリード、マウスピース、リガチャー、単体でも音が変化しますし、その組み合わせで思わぬ変化が見られたりします。
そして、本当にちょっとしたことで音が変わるんです。例えばネジ1本ですよ!最初はびっくりしました!(◎_◎;)
好きな人は好きだと思います。なんか、こう、車やバイクのカスタマイズに似ている、といいますか(≧∀≦)
お金がかかりますが、楽しいです。そして音が変わればますます楽しいです。音が出にくいなぁと悩んでいる人は、何か一つ、手に取りやすいものからでもいいので、試してみるといいかもしれません!
前回のPart1の方にも書きましたが、可能なら試奏してみてくださいね!納得して手に取るのが一番です。
楽しく吹けるカスタマイズが見つかると良いですね!