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さて、少し前に子供が通う認定こども園で、講演会があり、小さな頃の読み聞かせの大切さだったり、小さな頃に読んだ絵本や童話が子供の語彙力を高める、というような話を聞きました。

うんうんその通りだなぁと思いながら聞いたのですが、時代を感じたのは、最近の世の中を反映したような、社会問題を含んだ絵本が紹介されていたということです。たくさん本を紹介してもらったのですが、今日はその中から特に気になった3冊の本のことを書きたいと思います。

「パパのカノジョは」作:ジャニス・レヴィ 絵:クリス・モンロー 岩崎書店出版 

離婚した後にパパにできた彼女のことを描いている本です。

パパの新しい彼女は、すごくカッコ悪いけれど、主人公の“あたし”の機嫌が悪い時も無理やし笑わそうとしたり、質問ぜめにしたりしない、変わっているけど、ちょっといいセンいってる彼女。

娘の視点から、新しい彼女のことが語られていきます。このパパの新しい彼女がとても自然体でいいんですよ。もう少し私の子供が大きくなって、子供に接する時に、きっと私はこの人と反対の行動をとってしまうだろうなぁ…と思ってしまいました。

こんな風に、自然に、1人の人間として子供をみていければなぁと思います。

「パパはジョニーっていうんだ」作:ボー・R・ホルムベルイ 絵:エヴァ・エリクソン BL出版

両親が離婚してパパと会えなくなったティムですが、月に1回だけパパと会うことができます。久しぶりにパパとあったティムは、パパと会えたことが嬉しくて、いろいろな人に「僕のパパだよ、ジョニーっていうんだ!」と繰り返します。でも別れの時間はやってきて…。

もう…切ない。でもこういう現実も確かにあると思うのです。みんな好きで離婚するわけではないと思います。でも残念ながら、色々な原因でそういう結果になることもある。うちだって、何かのきっかけで離婚に至ってしまうかもしれない(仲悪いですし(・・;))

でもね、これだけはわかって!親同士はそうなってしまったけれど、子供に対する愛はパパもママも変わらないんだよ。゚(゚´Д`゚)゚。

親の離婚や再婚は、今はめずらしいことではありません。色々な理由で私の周りにもたくさんいらっしゃいますが、そのお母さん達(私の周りにはシングルマザーの方が多いのですが)が言うには、お友達から「なんで〇〇ちゃんはお父さんいないの?」と、悪気なく聞かれることが多いと。

実際に親が離婚してしまった子供さんは、こういうお話を読むことで「私だけじゃないんだ」と、その状況を乗り越えていけるきっかけになるかもしれない。いつも一緒にいなくても、パパは自分を愛してくれていると思えるかもしれない。またそうではない子にとっても、色々な家庭があることを理解するのに、とても良いのではないかと思いました。

絵本ですが、小・中学生が読んでも良い本ではないかと思います。

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「王さまと王さま」文・絵:リンダ・ハーン スターン・ナイランド ポット出版

もっとも時代を感じたのは、「王さまと王さま」です!

これは、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)がテーマの本。王子様と王子様が出会って、王さまと王さまになる、と言うストーリーです。

私が子供の頃にはなかった本だと思います(この本も2015年に発売です)。なんというか、そもそもそういった概念がなかったというか…。もちろんLGBTの方々はいらっしゃったと思うのですが、今よりもっともっと偏見が強い中、肩身の狭い思いをしながら生きていたのではないかと推測します。

私自身は、人はあくまでも個人としてみるべきだし、そうありたい、と思っています。

性別・国籍・民族・肌の色・性的トランスジェンダーなんて、関係ないですよね。その人がレズビアンだろうと、ゲイだろうと関係ない。その人自身がどんな人なのかが大切だし、偏見を見破って、自分のフィルターで色々なことを見れるようになりたい(そんな人を目指している)し、自分の子供にはそのような視点を持ってもらいたい。

これからの時代には、絶対に必要な視点だと思います。ぜひ読ませたい本だと思いました。

絵本や児童文学が大好きです。絵本や児童文学の中には、無視できない子供の心理や、大切なことが詰まっているように思います。

私の尊敬する河合隼雄さん(心理学者 ユング派分析家)も、よく童話や児童文学を引き合いに出して、子供の心理を語っておられます。

いい本をたくさん紹介してもらったので、ぼちぼち読んで、良い本はまたレビューしていきたいと思います!

猫の写真 「読書は思考力を鍛え文学性を養うのです」byぽらさん

byぽらさん
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