こんにちは!ぽらぽらです。
今日は小説 HELLO WORLDです。久しぶりにこういったライトなSF小説を読みました。昔はこういったテイストの小説、好きだったんですけどね(≧∀≦) なんとなく、夏っぽいものが読みたくて手にとってしまいました。
この小説、この秋アニメ映画として公開されるようですね。と、いうよりこのアニメのために書き下ろされたのかもしれません。そうね、ライトノベルズっていった方がぴんとくる。
それくらい、冒頭からラストまで、アニメになっている場面が想像できる小説でした。きっと映画もこのまま映像化されているのではないかと思います。そして、描かれている内容も、あまり深く書き込まれてはおらず、2時間くらいの映画にちょうどいいくらい。
そして比較的スラスラ読めて、読むのが遅い私でも1日で読めました。
それにしても、映画スターウォーズが公開されてから、一気に宇宙でのSFものの映画や小説が増えたように、映画マトリックスが公開されてから、実は自分は情報化された世界に住んでいた、みたいな、自分の世界の価値観が覆るような映画や小説が増えましたよね(≧∀≦)
あとは最近では、インターネットの中の世界、のような話。
この小説も、そんな流れの中で産み出された小説だなぁと思います。なんかね、君の名は、とサマーウォーズを足して2で割ったような感じでした(≧∀≦)
もくじ
主観的レビュー HELLO WORLD
STORY
小説の背表紙のあらすじを書こうかとも思いましたが…もうすぐ映画公開のようなので、映画の公式サイトから引用します
「お前は今日から三ヶ月後、一行瑠璃と恋人同士になる」
京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。
ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。
「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。
しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。世界がひっくり返る、新機軸の青春SFラブストーリー。
たとえ世界が壊れても、もう一度君に会いたい
オリジナル劇場アニメ「HELLO WORLD」公式サイト
ウンウン、小説もこのままです(≧∀≦)
レビュー、というより感想
以下、少しネタバレ要素が混ざっております。それが気になる人・映画を見ようと思っている人は、速やかにおかえりくださいね(≧∀≦)若い2人の恋愛小説なのね〜
最初にも書きましたが、この小説は、多分映画化する為に書かれたもの。ですので、あまり深い部分の人物描写はされていないんです。
未来から来た自分から、一行さんと恋人同士になる、と告げられ、それまでほとんど気にも止めなかった一行さんのことを意識し始めるのですが、これがなんといいますか、たった三ヶ月で、命をかけるくらいに好きになるというプロセスが、歳をとった私には理解できないといいますか(^◇^;)
もちろん、いくつかのエピソードは描かれているんですけどね。でも、そこまでするほど好きになる?特に、未来のナオミさん!なんて、すっかり歳食ったおばさんは思ってしまいました。
未来のナオミさんが、もう一途なんですよ。あまりの頑張りに泣きそうになりました。でもさ、ここまで好きになれる??って^^;
これが若いってことなのかしらね。思えば、ロミオとジュリエットもたった5日間のお話だしね。恋に時間は関係ないか。
この世界の不確実さったら…
そんなことより、この話の見どころは足元からぐらつく世界観。自分の住んでいるこの世界。当然のように現実だと思っているけれど、その確証はどこにあるんでしょうかね?
映画マトリックスのように、精巧に情報化された仮想空間かもしれない。でもそれは生きている自分にはわからない。
そもそもこの宇宙だって、ビックバンのその外の世界はどうなっているんでしょうね。膨張する宇宙のその外は?というか、ビッグバンって何?ビッグバンを起こして自分たちを作ったのはいったい誰?
若い頃はそんなことばっかり考えていました。ビッグバンのその外の世界の、そのまた外の世界の…マトリョーシュカのように、宇宙が重なっていたら、いったい一番外はどうなっているのか。
そんな昔から抱いていた疑問を久しぶりに思い出しました。
読後感は、決して悪くなく、幸せな気分になるのですが、ある意味違ったそら恐ろしさを感じました。
この話、どこまで続くんだろ。それこそマトリョーシュカみたいに何重にも重なっているのでは?と思うと、やや脳髄がクラクラと。
私の想像力では、このラストを整理することが難しかったのですが(一生懸命に何が起こったのか考えたんですよ、一応)番外編で、頑張ったこのヒロインの話を書いて欲しい気分です。
なんのこっちゃ⁇ でしょうかね(^◇^;) 気になる方はぜひ読んでみてください♪
まとめます
大変面白かったです。うーん、もう少し話に広がりが欲しかったなぁと思いながら読んでいたら、ラストで???と、一瞬わけがわからなくなり、そこから色々と考えをめぐらせてしまいました(≧∀≦)
(多分)映画化をみこした作品なのか、とてもビジュアル的に書かれていて(もうね、伏見稲荷の千本鳥居とか、狐の面とか、京都の夏祭りとか…)、アニメになって綺麗な映像とともに見ると、きっと感動倍増なんだろうなぁと思います。映画も見に行こうっと(≧∀≦)
ちなみに、映画はこんな感じのようですよ
そう、ラスト1秒がね(≧∀≦)