こんにちは!ぽらぽらです。
毎日レビュー、頑張ってます!でも主婦には土日の更新が結構ハードルが高いなぁと思いつつ…とりあえず今月だけは頑張る!
今日は少し気楽に。アニメ映画グリンチです。
もう私、てっきりディズニーの映画だと思ってて、このレビューも最初はディズニー映画に思うことをつらつらと書き連ねましたよ(≧∀≦) ビックリ!違った!
この映画、イルミネーション・エンターテインメントという会社が手がけたようですね。調べると、ミニオンズ、ペット、シングなどもこの会社。ミニオンズはUSJにいるからディズニーじゃないって思ってたけど、他のはなんとなくディズニーだと思ってた(^◇^;)
そしてユニバーサルスタジオとイルミネーション・エンターテインメントの違いもわからん!ついでに言えば、ピクサーとの区別もよくわからんっ(≧∀≦)
おばはんは海外の子供アニメは全部ディズニーだと思う説に1票(^◇^;)
ちなみに、調べましたらディズニーの子会社がピクサーで、ユニバーサルスタジオの子会社がイルミネーション・エンターテインメントなんですって^^;それはともかく、こういった子供向けアニメ映画のいいところは、深い意味を考えるでもなく、素直に物語として楽しめるところ。見ていて疲れない。かえって元気になる。
特にこの映画は絵本が原作ということで、クリスマスプレゼントのような素敵なお話でした。
ということで、いってみよ!
もくじ
私的レビュー4 グリンチ
あらすじ
この子の名前はグリンチ。友達も家族もいないからいつもひとりぼっち。グリンチは、ずっとさびしい毎日をすごしていた。オトナになったグリンチは、他人の幸せがだいきらい。村はずれの洞窟で誰とも会わずに暮らしハートの大きさは普通の人よりずっとずっと小さくなった。そんなグリンチが、なかでも一番きらいなもの。それは・・・村中が幸せな気分に包まれるクリスマス!!しかも今年のクリスマスはとっても豪華になるらしい・・・もう我慢できないグリンチは、あるとんでもない作戦を思いつく。そうだ。村からクリスマスを・・・盗んじゃえ!!
TOHOシネマズ グリンチ
公式サイトのサーバーが見つからなかったので、そこから引用したと思われるTOHOシネマズのサイトから引用しました。
クリスマスに1人ぼっち。子供グリンチの強烈な疎外感
グリンチの子供時代が、本当に切ない。孤児院で孤独に育ったグリンチ。なんで親がいなかったのだろうね?孤児院では友達ができなかったのかな?孤児院ではクリスマスをお祝いしなかったのかな?
その辺りは描かれていないけれど、でも理由はどうあれ子供の立場からみると、そんなことわかんないままに、寂しい気持ちを抱えて大人になってしまうんですよね。きっと。
そんなグリンチの気持ち、少しわかるなぁ…。クリスマス前って、日本でもクリスマスソングばっかり流れて、クリスマスムード一色になって、みんな幸せそうな雰囲気で。
例えるならクリスマス物語のような、一つの舞台と化した日常の中で、自分がその舞台に参加できていれば良いけれど、参加できていない時の疎外感…。
みんなが幸せそうであればあるほど、笑顔であればあるほど、寂しさは募る。特にキリスト教圏の国ではもっと顕著だろうと思う。
小さな頃、親や友達と楽しそうに過ごす子供達を見ているグリンチの強烈な疎外感とそのトラウマ。卑屈になって、周囲から偏見の目で見られて、さらに偏屈になっていく悪循環もあったかもしれません。
そんなグリンチがクリスマスを盗もうと思った気持ちも、わかる気がしました。
ちょっと飛躍しますけれど、
今、世の中自体を恨んだことが原因のような犯罪のニュースも見聞きしますが、その犯罪を起こすまでには様々な原因と経緯があるんだろうなぁ、と。
もちろん、犯罪自体は決して許されることではなく、犯罪を犯した人を擁護するつもりも全くありません。でも行動の裏には必ず原因がある、とそんなことを思いました。
幸せそうなフーの村の人々を見ながら、村はずれの洞窟に戻り「孤独の方がマシだ」とつぶやく場面に、グリンチのいままでの人生が凝縮しているように感じます。洞窟に住んでいる、という設定も、トラウマを抱えたグリンチが自分の殻に閉じこもってしまっているという象徴のように思えます。
愛情をたくさん受けて育ったシンディールー
おそらくシングルマザーながら、いつも明るく、愛情たっぷりの母親の育てられているシンディルーという少女。サンタさんにもお母さんのことをお願いするくらい、心優しい少女に育ちました。
グリンチとは対照的な存在として描かれていると思います。
このシンディールーとグリンチが出会うことで、グリンチの心に変化が訪れます。
このシンディールー のお母さんが、絶対的な安定感で愛を注ぐんですよ。自分はシングルマザーで夜も昼も忙しく働いているのに。こんなお母さんに、なりたい、けど無理〜〜〜。ほんと、素敵なお母さんでした。
こんな所も楽しい!
グリンチ は相棒の忠犬マックスと一緒に1人で洞窟に住んでいます。そんなわけで、グリンチ はなんでも作ってしまうすごい発明家で、パイプオルガンだって演奏してしまう芸術家。
グリンチ の家の、コーヒーを淹れる機械?やドライヤー、くしなどの発明品がすごく楽しかったです(≧∀≦)
あと、グリンチ ってパンツ履いてるの!緑の(笑) ちょっとツボでした。
ちなみに原作の絵本は…
原作は絵本なので読んでみましたが、映画での感動ポイントであるグリンチの子供時代の話はなく、ただひとりぼっちのひねくれ者、という設定で出てきます。ストーリーも大体一緒なのですが、映画の方がより感動する作りになっていました(^。^) グリンチのデザインも、映画の方がかなり可愛くなっている。
そして絵本のシンディールー は、人間ではなく、グリンチと同じ種族?でした(≧∀≦) ちょっと衝撃(笑)
絵本のリンクがないので、写真を。(近くの本屋には売っていなかったので、図書館の本です)
監督など
- 監督:スコット・モシャー・ヤーロウ・チェイニー(英語のWikipediaのリンクにとびます)
日本語版吹き替え
このナレーターさんの声が、ソフトですっごい好きだった!
まとめると、ディケンズのクリスマスキャロルのような、素敵な童話
ディケンズのクリスマスキャロルという小説をご存知ですか?偏屈でお金のことばかり考えている老人スクルージ。クリスマスイブの夜、そんなスクルージの前に3人の幽霊が現れて、スクルージの過去、現在、未来を見せる、という小説です。
見た後に、クリスマスキャロルを読んだ時のような、幸せな気持ちになる、いい映画でした^ ^
あとは音楽の力は偉大(≧∀≦)
かなり子供向けのアニメだけど、だからこそ大切なことが詰まっている映画だと思います。私は好きだったなぁ。
小難しく語りたい人にはきっと物足りないけれど、素直に絵本を読むように見たい映画です(≧∀≦)